一般的な暖房や冷房設備がなくても快適な室温を維持することができる建物のことをパッシブハウスと言います。この建物では住宅の暖房や冷房が"パッシブ"なのです。(パッシブとは「受身の、消極的な、無抵抗の、言いなりになる」などの意味があるので、パッシブハウスは「自然エネルギーの恵みを受ける家」のことをさす)
欧州において、パッシブハウス(無暖房住宅)建設に要求される条件は、使用されるエネルギー消費量(例えば電気)の上昇を抑えるために、1 m2あたりの年間の暖房に必要なエネルギー消費量を電気に換算して15 kWh以下(灯油に換算して約1.5リッター弱)にしています。更に、居住部分における一次エネルギーの消費量は、暖房や給湯、家電に使用する電気を含めて1m2あたりの年間エネルギー消費量を電力に換算して120 kWhを超えないようにしています。
今日、無暖房住宅という表現が一般的に使われていますが、その原点は、2003年1月に外断熱推進会議の仲間たちとスウェーデン第二の都市・イエテボリ市郊外のリンドース地区に建設された20戸の低エネルギー・テラスハウス(20 low energy terrace houses in Gothenburg)を見ました。その建物は、Houses Without Heating Systems(暖房システムのない家)と呼ばれていました。
その後、2005年2月に外断熱推進会議がハンス・エーク氏を日本に招聘し、長野・東京・京都・札幌で講演会を開催し、ハンス・エーク氏のスウェーデンにおけるHouses Without Heating Systems(暖房機器のない家)を無暖房住宅と紹介しました。
以降、日本ではパッシブハウスのことが無暖房住宅と呼称されています。
欧州では、パッシブハウスのことを下記のように表現しています。
参考資料 What is a passivehouse(pdf: 2.4Mb)
投稿者 日本パッシブハウスセンター :2008年9月 3日